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2012年11月29日
大学でのトークイベント
若者でごった返すKO大学に
社長とまき兄を見に行って来ましたオーイエ!
三田に足を踏み入れるのは…じゅ…
それはさすがに言いすぎだとしても5年以上ぶり。
三枝さん(ZIP!のP)を見つめて一生懸命話を聞いているまき兄が
飼い主を一生懸命見てるわんこのような可愛さでした。
きーここおうちで待ってるよ。
きーここ日記更新してよ。
そして最後会場全員でZIP!ポーズでしめるという謎の展開でしたが
まき兄をチラ見して「こう?」な感じで一人練習していた社長にキュン(笑)
講演面白かったですよ。
他の皆さんの話が興味深く勉強にもなりました。
以下メモです。
真面目に書いたよ☆
■概要
11月25日 慶應義塾大学
メディア・コミュニケーション研究所主催
トークイベント 「Media × Music × Market」
-登壇者
三枝孝臣さん ZIP!、シューイチ総合プロデューサー(進行)
松尾潔さん 音楽プロデューサー
関佳裕さん rythm zoneレーベル責任者
五十嵐広行さん EXILE所属事務所LDH社長
眞木大輔さん EXILE Performer
■討論テーマ紹介
慶應メディコムの学生さんが本日のテーマについてプレゼン。
プロジェクターに映し出されていく文字の中に、
なぜCDが売れないのか
おまけ商法
もううんざり?
というテロップが出たときに会場に一斉に広がるクスクス笑い。
客席の脳内に浮かんだであろうメンバーキャラ画が描かれたクリーナーやその他もろもろ。
しょっぱなから何というえいべっくす陣への洗礼(笑)
■第1部:音楽マーケットの現在と未来
CDが売れない。
最近はダウンロードが主流。
CDが売れなくなった現状と問題点についてどう考えるか?
-関さん
CD市場は01年に6500億円の市場規模だったのが11年にはその半分以下。
日本は世界で見てアメリカに次いで2番目にCDが売れている国。
届ける側があぐらをかいていたかもと思っている。
移行期ではあるがそこまで悲観はしていない。
いいものは売れる。
「人間力」「歌唱(ライブ)」「しかるべきタイミングでしかるべきメディアへの露出」
これが売れる三大要素だと考えている。
正直な話、利幅はCDのほうがある。
CD+付加価値で市場に届けるということをすれば衰退はしないと思っている。
■付加価値について
三 「付加価値といえばAKBの握手券のようなものがありますが」
-関さん
AKBの手法も購入者側のファンが満足しているからそれでいい。
全く配信をしないでCDだけ売っているアーティストもファンが満足していれば問題ない。
ニーズを知っていくというのが重要。
※このあたりが一応「おまけ商法」に対してのアンサーになるのかな...
■山下達郎氏のベスト盤について
-三枝さん
山下氏になぜこのタイミングでベストアルバムを出したのか?と聞いたら
「今でないともう日本全国津々浦々にまで自分のCDを届けられないのではと思った」という話をされた。
それだけ"CDを流通させる"という形態自体が衰退しているのを感じているかもしれない。
■ライブのありかた、位置づけについて
-関さん
自分が手がけるアーティストは大体ライブが最終型。
ライブ市場は01年に770億だったものが12年現在は2500億円規模になっている。
これは物販を含む数字。
CD市場とは逆に伸びている。
今売れているアーティストは皆ライブ力がある。
数字からも分かるように今は市場からもライブが求められているのでは。
■違法ダウンロードについて
-松尾さん
アーティストに作品に敬意を払ってその対価を支払うべき。
そうでないとアーティスト活動を行う人が誰もいなくなる。
今後の日本の音楽文化を思うならば対価を支払って楽しんで欲しい。
-関さん
罰則規定が抑止力になるとは考えていない。
音楽業界としても購入をしてもらうための啓蒙や努力をしていく必要はある。
ホントにいいと思うものは買ってもらいたい。
――――
■第二部:EXILEが考える音楽メディア・音楽番組
第二部よりEXILEがRising Sunに合わせて華々しく登場…
の予定だったようですがトラブルで音が出ず。
真っ暗闇の中からそろそろと登場したひろさんとまきさん。
歓声に迎えられ登壇したもののステージ上も会場も暫く真っ暗でした(笑)
学園祭にありがちなトラブルだけどEXILEのこんな登場はなかなかレア。
途中、映像の映し出しがうまくいかなくて
まきさんの頭半分だけスクリーンに映っていたのもレアな光景。
ちなみにまきさんはミス慶應の皆様のお出迎えにテンションUPだったようです。
■コワモテですか?
メンバー全員で会議をして楽曲を決めていると言う話から。
三 「ひろさんがそのコワモテな感じでビシっと決めたりするのかと」
広 「え、俺コワモテ?」
広 「俺ってコワモテですか?」(顔を指差して会場に聞いてる)
広 「このスーツがよくないと思うんだな…」
コワモテを黒スーツのせいにする社長かわいすぎ!
■なぜ歌番組は衰退したのか
三 「何故歌番組が衰退したんだと思いますか?」
関 「熱い想いをもった制作サイドがいなくなったのでは?」
なかなかズバリな関さんをニヤニヤしながら見ているHIROさん。
三 「Zooの頃から音楽番組には出演していると思いますが」
-HIROさん
昔から出させて頂いている身でとても感謝している。
本当に一生懸命やってくださるディレクターの方もいて、
そういう方の役に立てるようにと一生懸命やっている。
ただエネルギーがどんどんなくなっている気はする。
広 「もう少し工夫すればいい番組ができると思うんですけどね」
わりと本音ですね。
■PVとMV
-関さん
呼び方がプロモーションビデオ(PV)ミュージックビデオ(MV)に変わってきている。
すでにミュージックビデオはただのプロモーションツールではなく商品の1つ。
今やあたり前になっているがCDにDVDをつけたのはエイベックスが最初。
利幅は少なくなるがCDと同じくらいMVにも手をかけて制作している。
リアルな話をすれば昔(PV)は宣伝費で計上していたが、
今(MV)は制作費項目で計上している。
個人的に一番目から鱗だった話。
呼び方の違いがずっと気になっていたのです。
J方面ではまだPV呼びですよね。
そういうことなんだなと理解しました。
■EXILEグループの展望
-ひろさん
いろんな出会いを通してまさに今膨れ上がってきている。
それぞれのグループの世代感や特性を生かして幅広くアプローチしたい。
日本のエンタメが世界に通用するようになるようにしていきたい。
夢の持つ力を伝えて行きたい。
広 「もちろんきれいごとだけじゃなくリアルなこともやらなくちゃですが」
という言葉も中にはありました。
■今の仕事をしようと思ったきっかけは?
-まきさん
HIROさんです。
14歳のころZooを見て憧れたのがきっかけ。
-HIROさん
とにかくダンスが好きで
目の前のことを一生懸命やっていたら今に辿り着いた。
■TVに出る一番の意味は?
-ひろさん
EXILEの色んな面を見てもらうために出ている
-まきさん
LIVEでのCoolな面だけじゃなく
色々なメンバーの個性を見てほしいと思っている。
ま 「自分でCoolって言っちゃってますけど(笑)」
■情報番組での音楽の取り扱いについて
-関さん
音楽番組は基本的にファンが見るものだが
情報番組は今キているものという意味合いで取り扱われる。
新しい層の人たちにリーチできる。
-ひろさん
情報番組ではタイムリーな情報を発信できるのがありがたい
-まきさん
鮮度が高いパフォーマンスを届けられる。
色んな情報の中に音楽情報が挟み込まれる形になるので
見ているほうも新鮮な気持ちで見れるのではないか。
■これからの夢は?
-まきさん
LIVEはEXILEにとっても一番大切な場所。
見たことがないものを初めて見た時の感動をこれから1つでも多く作りたい。
NYに行けばブロードウェイでミュージカルを見るように海外の人が日本に来て
「日本に来たならEXILEのLIVEを見たい!」というようになれたらいい。
-ひろさん
EXILEそのものが自分の夢。
EXILEがこれからも皆さんに必要とされ続けることが夢。
多くの人が幸せになることで、自分たちも幸せになれる。
それがエンターテイメントの真髄。
投稿者 azu : 2012年11月29日 20:12